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2006年12月 7日 (木)

親離れ・子離れ

先日、養護学校で進路の勉強会があり、主に知的障害者の支援をしている施設の方の講演を聞いて来ました。そのお話を聞いて思ったこと・・・。

私たち障害児の親は、生涯この子の面倒を見なくては、と思いがちです。いつも例に出すのですが、自閉症の男性の実話をもとにした韓国映画「マラソン」の中のお母さんの、「この子より一日だけ長く生きることが私の唯一の願いです」というその気持ち、とてもよくわかります。
でも、そういう考えではダメなんだな、と思いました。親がいつまでも子どもの面倒を見ることなんて絶対無理な話。現に、親のほうが障害のある子どもに面倒を見てもらっているケースもけっこうあるそうです。ある程度のところまで来たら、やはり親はだんだんに子どもの手を離し、支援してくれる人に託していかないといけないんだな~とつくづく感じました。子どもに合ったいい支援をしてくれる資源や人材に出会うことが大事なこと。でも、これが難しいんでしょうけどね~。

講演では、一人暮らしをしながら働いている男性のお話が事例として取り上げられました。その人のご両親はもう老齢ということもあり、子どもの面倒は見られないそうで、離れた場所に住んでいるそうです。彼はアパートにひとりで住み、毎日働きに行き、帰ってからは週に3日ヘルパーさんが買い物と料理をしてくれる。お金の管理などは支援団体がしてくれて、彼はお給料と年金からアパート代や食費、光熱費や小遣いなどを引いても月に3万円以上も貯金できるそうで・・・もちろん遊びに行ったり高い服を買ったりするわけではないから、お金を使うこともないんですが。それに、障害があって10万円のお給料をもらえるなんて、レベルが高いほうだと思う。リョウヘイはまず無理でしょう。彼はウチのリョウヘイなどよりは、知的にも高く、臨機応変な対処ができるのだろうし、一人暮らしという孤独もあまり気にならないタイプなんでしょう。もし病気になったら・・・もし大地震が来たら・・・もし変な人に騙されたら・・・などなど、やはり心配は山ほどあるとは思いますが、それでも彼のケースは理想的と言えるのではないでしょうか。

リョウヘイは今日から宿泊学習で、一晩泊まって明日帰って来ます。
家と親から離れ、集団の中で過ごすことは、リョウヘイにとってどのくらい大変なことなのか、私にはホントのところはわかりません。
でも、前述の彼のような一人暮らしは無理でも、将来は親から離れて、グループホーム(ケアホーム)で理解あるスタッフに介助してもらいながら仲間たちと暮らせたら・・・と思います。私たち親は先に死んでしまうから・・・。妹には兄のことは気にかけてほしいけど、妹には妹の人生があるわけだから、負担は軽くしてあげなくてはいけないでしょう。

親から離れたときのために、ある程度のことは自分でできるようにならないと・・・。冬休みはひとりで買い物する練習をしようと思います。
でも、練習しても、「合挽き肉300g」とかは無理ですよねぇ。
あ~あ、やっぱり私も買い物に行かなきゃダメか・・・。チェッ!




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コメント

同感同感!
私もずっと「一生コイツの面倒を見てやるぜ~」と思ったけど
担任の先生から「今は障害者だって自立する社会なんですよ」と言われ、グループホームを勧められた時にハッと目が醒めました。
お勉強なんかよりも身の周りの事を1人で出来たり
少しずつ生活力を付けて行く事が大事なんだろうね。
子熊は冬休みは自主通の練習になりそうだよ。
今年度中にリョウヘイ君みたいに1人で通学出来るように頑張るぞ~!

投稿: もりくま | 2006年12月 8日 (金) 16:34

>もりくまさん

チビ熊クン、エスコートキッズよかったねぇ~!
ホント、ストーブリーグ・・・悲しいよ~(涙)
あとでまたコメントしに行くわん♪

今って、けっこう重い障害のある人でもそれなりの支援を受けて、自立する時代なんだね。
「私がずっと面倒見る」なんて、「アンタいくつまで生きるつもり?」って感じだったのね~~。すっかりいつまでも元気でいられると思っていたわ。今でもけっこうガタがきてるっつーのに、リョウヘイのこととなると、つい忘れてしまうのよね(笑)。
たとえいつまでも元気でいられたとしても、自立することは子どものためなんだろうね・・・。心配だけどね~~・・・。

子熊クンなら絶対自立できるよ!
冬休み、自主通学と買い物の練習、お互いがんばろうね!!!

投稿: タケちゃん→もりくまさん | 2006年12月 8日 (金) 18:28

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受信: 2006年12月27日 (水) 11:44

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