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2007年1月26日 (金)

「酒井家のしあわせ」

昨日Koniと、渋谷CQNに「酒井家のしあわせ」を観に行って来ました。
この映画はまさやんが音楽を担当しているのです。これは観なければなるまい!

かなり小さなシアターなのにそれでも座席はガラガラ・・・寂しいわ~。ちなみにまさやんファンらしき人は皆無であった・・・。


関西の、とある田舎町に住む、酒井家。父親の正和(ユースケ・サンタマリア)、母親の照美(友近)、中2の息子・次雄(森田直幸)、4歳の娘・光(鍋本凪々美)の4人家族は、どこにでもあるような家庭だが、正和は実は照美の再婚相手で、次雄とは血が繋がっていない。次雄と光は異父兄妹だ。照美の前夫と長男は事故で亡くなっている。
次雄は、継父である正和に素直に接することができない。そして家族というものをウザイ、カッコ悪いと感じている。家族はなんとなくぎくしゃくしている。
そんなある日、正和は「好きな男ができた」と言って家を出て行く・・・。その真相は・・・。

思春期の次雄の目を通して、“家族”のうっとうしさや優しさ、暖かさが描かれています。次雄は、東京人(これけっこうポイントだと思う)で継父の正和にうまく接することができません。これって当たり前ですよね。ただでさえ思春期の男の子は家族、特に父親との関係は微妙です。でも、すごく反抗的になっているわけでもないんですよね。もちろん暴力的だとかキレるだとかいうこともない、居心地は悪いんだけど、別に継父のことがキライっていうわけじゃない、みたいな。そういった、普通の、でも微妙な、モヤモヤした、口では言い表せない気持ちを、森田クンはすごく上手に演じていたと思います。
ユースケも友近も森田クンも、いかにもその辺に居そうな人たち・・・って言ったら失礼なのかもしれないけど・・・その辺にありそうな家族(でも本当はちょっぴり複雑ではある)です。特に友近、関西のごく普通のオカンってこんな感じなのでは?と思いました。
父が出て行った本当の理由を知った次雄が、母親に泣きながら気持ちを訴えるシーンは、泣けました。今まで、誰にも言えない、なんとも言いがたい気持ちを抱えていた次雄が、初めて自分の感情を表して、正和のことを「お父さん」と呼んだのです。
でも、母はとっくに真実を知っていて、それに対処すべく準備を進めていたのです。両親のいろいろな思いに比べたら、やっぱりまだ次雄は“子ども”なんです。
「何が正しくて何が正しくないんだかわからないよ(ちょっと言い方は違うかも)」と、正和が次雄に言った言葉。これは私たちみんな、そうなんじゃないかな。親だって、いつも何でも正しいわけじゃないし、自信たっぷりで生きてるわけじゃない。でも、家族のことを思う気持ち、それだけは本物なんだよね。
次雄の、友だちや同級生の女の子との関係なども、いい感じでした。
最後に車の中で、着ているジャージの上着のジッパーを口元まで上げて、困ったように、恥ずかしそうに、泣きそうに・・・そんなふうに笑う森田クン、愛しかったわ。思春期の男の子ってあんななのかな・・・って思いながら観てました。
なんでもないんだけど、でも心がふっとあったかくなるような、そんな映画でした。

そして、なんといっても、この映画をさらに素晴らしいものにしたのは、そう、山崎まさよしの音楽であります!(パンパカパーン!)
映画は、あくまでさりげない、普通の、ちょっと笑えて、ちょっとほろりとする・・・そんなお話なのです。そのようなストーリーにぴったりの音楽といえば、まさやん以外には考えられないのではないでしょうか!(言い過ぎ?)
あの映画の音楽は、まさやんの得意分野だと思う。なんというか、派手な盛り上げ音楽ではなく、そっと映画に寄り添うような、でもとっても効果的に、家族のカッコ悪さと暖かさを表す、そんな音楽を、まさやんはすごくよくわかってるんじゃないかなぁ・・・と思ったのです。
以下、プログラムに出ていたまさやんのコメントなんですが、これ読んでますますまさやんが好きになってしまった私です。まさやんってすごく頭のいい人だと思うなぁ~。

家族ってすごく滑稽なものだと思います。
いろんな矛盾を抱えていたり、愛情の表現が下手だったり、
ちっちゃなしきたりがあったりと。
その滑稽さが本来家族が持つ幸せなのかもしれません。
酒井家の音楽はそんな家族一人一人をイメージして
色んな楽器が出てくるようにしました。
呉監督の演出に寄り添っていれば僕のしあわせです。
                           山崎まさよし



ところで、エンドロールに、挿入歌として「8月のクリスマス」って書いてあったんだけど、Koniも私も「えっ?どの場面で8クリかかってたっけ?」と覚えておらず・・・。
まさやんの音楽だから観に行ったっていうのに、まさやんファンとして失格だぁ。
DVD出たらチェックしなくっちゃ!!!




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コメント

「8クリ」はどこに?が、山崎ファンの間では話題になってるみたいですね~。
どうやら、ユースケくんがほんのちょびっと、口ずさんだらしいんですよ。
あまりにちょびっとだから、気づきにくいとか。
というわけで、ワタクシ3月に群馬行って、確認してまいりますっ(^o^)9
「8クリ」を探せ!なんつって(^ ^ゞ「酒井家」ますます楽しみですわん♪

投稿: たま | 2007年1月29日 (月) 16:16

>たまさん

やっぱり「8クリ」みんなわからなかったのね。
そうか~ユースケが口ずさんでいたのか。
たまさん群馬で「8クリを探せ!」して来てね。
私もDVD出たらチェックしようっと!
以前、映画「黒い家」でまさやんを探せ!っていうのがあったけど、あれはもうすぐにわかったよねぇ。

「酒井家」の音楽はまさやん以外いないでしょ、って感じでした。
まさやんに会いたくなっちゃったよぅ~~!

投稿: タケちゃん→たまさん | 2007年1月29日 (月) 22:18

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