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2007年2月 5日 (月)

おウチ映画館・『かもめ食堂』

『8月のクリスマス』を観に行ったとき予告で知ってから、ずっと観たかった作品です。DVDもなかなか借りられませんでしたがやっと観られました~♪
小林聡美、片桐はいり、もたいまさこだから面白いだろう、という先入観は抜きにして、なにしろ予告で見た“おにぎり”がおいしそうだったこと、かもめ食堂のインテリアやキッチン雑貨がステキだったこと、観たくなったワケはこれに尽きます。


フィンランドでひとりで食堂を営んでいる主人公サチエ(小林聡美)。おにぎりをメインのメニューにしているその店はいつも閑散としています。ある日、本屋のカフェで知り合ったミドリ(片桐はいり)が店を手伝うことになり、次にたまたま店にやってきたマサコ(もたいまさこ)も手伝うことになり・・・。閑古鳥が鳴いていたお店は、ひとり、ふたりとお客がやってきて、やがては満席になります。お客さんの中にはいろいろなワケがある人も・・・。
ストーリーはこれだけ。大きな事件など何も起こりません。

とにかく、雰囲気がいいんです。サチエの自宅のインテリアもシンプルでいいし、お店のテーブルや椅子、やかんや食器たちもいい。そしてなんといっても、お料理がおいしそう!シナモンロールにサーモンの網焼き、肉じゃが、とんかつ、ショウガ焼き、そしておにぎり。どれもステキな食器に盛られサーブされます。お箸で食べる人もいればナイフとフォークで食べる人も。観てるとおなかが空いてきます。
それから、フィンランドの街や市場、港や森も美しい。透明感があるんです。北欧の夏ってあんな感じなんでしょうか。
小林聡美のたたずまいがまたキレイなんですよね。髪をキリッと結ってかわいい柄のブラウスを着てキッチンに立つ彼女が、なんだかすごく清々しく美しくみえました。
最後に流れる、陽水の「クレイジーラブ」もよかったです。

サチエをはじめ、ミドリもマサコも、フィンランドに来た本当の理由、本当の心理状態などははっきりとは語られません。でも、そこがいいのです。話さなくたって、人には誰にでも、いろんな事情がある。のんびり見えるフィンランドの人にだって、悲しみがあるのです。
「どこにいたって悲しい人は悲しいし、寂しい人は寂しいんじゃないんですか(byサチエ)」。
お互いに、あからさまに人の事情や人の心を探るようなことはしないし、ヘンにベタベタした関係にもならない。
みんな、いい意味でオトナなんです。
ミドリが、フィンランドの人にも受け入れてもらえるようにと、おにぎりの具にトナカイとかニシンとかザリガニとかを提案するのだけど、サチエはそれをはねつけるようなことはせず、とりあえずやってみる。でも、本当は彼女の中では、おにぎりは「梅・鮭・おかか」と決まっているんですよ。それは、母を早くに亡くした彼女に、父が一年に2回、運動会と遠足のときにだけ作ってくれた思い出のおにぎりなのです。
「おにぎりは自分で作るより人に作ってもらったほうがずっとうまいんだ」
と彼女のお父さんは言ったといいますが、ホント、そうですよね、わかる!!!


観終わったあと、いい気分になる映画でした。面白かった!とかそういうんじゃないんだけど、なんか気持ちが穏やかになれるような。なんとなく、食事をはじめ、毎日をていねいに大事に生きたくなるような。
そんな感じ。

私もさっそく、おにぎりをていねいに作って、ていねいに食べてみたくなりました。
でも、おにぎりは自分で作るより作ってもらったほうがおいしいんだよね・・・。
・・・誰か、お願いします!




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コメント

おっ!!
インテリアに食器、キッチン雑貨とあらば必見!!ですね~
お題からすると昭和レトロかしらん??
おにぎり♪了解!!
うちのマスターに^^ おにぎり一丁!!

投稿: 虎風庵 おみちゃん | 2007年2月 5日 (月) 22:34

この映画、DVD買おうかなと思うくらい大好きなんですよぉ。
あんなキレイな小林聡美さんは、あそこで初めて見た気がする。
映画館で見たときは、お腹が鳴りまくって恥ずかしかったな~。
ワタシも、おにぎり握ってほしい~!から揚げでもしょうが焼きでもいいよ~。
なんて、かなり真剣に思ったもんですわぁ。
そういえば、最近「超熟」のCMが「かもめ食堂」風に作られてますね~。知ってる?
もし見たら、また映画も見たくなるかも♪

3人の事情、原作本には書かれてるんですよ。友達に借りて読んじゃった。
なるほどなーな事情です。あぁ、それなら行っちゃうかもフィンランド。みたいな。
なくてもいいなと思ったけど、知ってさらに納得するものもあります。
もし、古本屋さんとかでみつけたら、読んでみる価値ありますよん♪

投稿: たま | 2007年2月 6日 (火) 13:38

私も映画館では観れなくて、DVDで観たクチですが、
毎日をていねいに大事に生きたくなるような。
ってわかります(うん、うん、)

ガッチャマンのエピソードとか、もたいまさこさんの存在感とか
いやぁ~良かったなぁ~♪

>たまさん
そうそう、今CMでやってますよね。
のパスコのHPも覗いてしまいました(笑)
原作本・・・読んでみたいですぅ。

投稿: 猫の手 | 2007年2月 6日 (火) 15:58

>おみちゃん

そうそう、インテリアや雑貨、なかなか良いんですよ。
私たちの好きなアメリカやイギリスのアンティークでもないし、昭和レトロでもありません。
スッキリした、シンプルで機能的な・・・やっぱりあれが北欧風なんでしょうかね。
機会があったら観てみてね。

マスター、おにぎりお願いしまっす!!!梅・鮭・おかかで!!!

投稿: タケちゃん→おみちゃんさん | 2007年2月 6日 (火) 17:10

>たまさん

うん!たまさんにこの映画雰囲気が合ってる気がする!
小林聡美さんキレイでしたね。

あっ!「超熟」のCM「かもめ食堂バージョン」見ました!
やっぱりカワイイですね♪
あぁ・・トーストでもいいから食べたくなってきた(笑)

原作本には3人の事情書かれてるんですね。
私、こういう独特の雰囲気を持つ映画の原作ってどんなのなんだろう、って思ってたの。
映画だと、表情とか、セリフの言い方ひとつで、見る人がそれぞれ行間を読めるっていうのがあるから、あえて説明はしなかったのかもね。
群ようこさん読んだことないんだけど、俄然興味が湧いてきたなぁ~!

投稿: タケちゃん→たまさん | 2007年2月 6日 (火) 17:18

>マム

お久しぶり~!
今度の日曜日hyokoとKoniと横浜で会うんだけどマムも行かない~?(私信でスミマセン)

ガッチャマン、私、自分では完璧に歌えると思ってたのに、映画見ながら続きを思い出そうとしてもダメだった!
なので、ミドリが教えてくれてたとき、私も「そうだ!そうだった!」とスッキリしたわ。
私も原作読んでみたくなっちゃった!

投稿: タケちゃん→猫の手マム | 2007年2月 6日 (火) 17:25

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