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2007年6月22日 (金)

再会

・・・といっても、「昔の男」との再会というようなロマンチックなものではありません(笑)

話は15年近くも前にさかのぼります。

リョウヘイが2歳3か月で、リハビリテーションセンターの児童精神科のドクターから「自閉症」と診断されたとき、私はすぐにはその事実を受け入れることができませんでした。
もちろん、他の子と違う、いろいろなところで遅れがある、とは思っていましたが、「自閉症」というものをよく知らなかったのもあり、一度の診断では信じることができずにいました。
診断後3か月は、どこにも所属もしていなかったし、どこにも行くところもなく、どこにも相談もできなくて、私はひたすら泣いて過ごしていました。
3か月たって、幼稚園を経営している親戚のおばさんが、「自閉症に詳しい先生が講演に来るから来てみない?」と言われ、講演会に行ってみました。講演は自閉症に関するものではなく、幼稚園児の保護者向けのものだったのですが、講演後にそのS先生とお話する機会をいただき、お会いしました。
するとS先生はリョウヘイをひとめ見るなり、「うん、やっぱりハンディキャップがあるね。」とおっしゃいました。
「う~ん、まだわからないね~。ちょっと人より遅いだけかもしれないよ」と言ってもらいたいという期待が私たちの心のどこかにあったんですが、あまりにも“サックリ”でした。
そしてS先生は、今後リョウヘイにどう接したらいいかとか、どういう療育機関があるかとかをいろいろ教えて下さり、私たちは先生に言われたとおりに、療育センターと訓練会に入りました。

そんなS先生にその後会ったことはありませんでしたが、あれから15年近くたった今日、障害者団体の部会でS先生が講演されるとのことだったので、行って来ました。
先生は全然変わっていなくて、相変わらず面白くわかりやすいお話でした。
当然先生は覚えていないだろうとは思ったけれど、どうしてもひとこと挨拶をしたくて、終わったあと順番待ちして(笑)挨拶に行ったら、リョウヘイのことはもちろん覚えていなかったけれど、「あれって15年前か~」と、その幼稚園で誰かと話したことは思い出したようでした。
私が「そのときひとめ見て『ハンディキャップあるね』って言われたんですよ~」と言うと、「ホント~そりゃすまなかったね」とおっしゃっていました。

でも先生。
先生にアッサリ「ハンディがある」と言われて、私たち、ガッカリするというよりは、「プロの先生がひとめ見てこんなにすぐにわかるってことは、やっぱりそうなんだ」と、すんなり認めることができたんですよ。セカンドオピニオンも同じだったということで、覚悟ができたんです。そして先生に会ったその日に、今すぐにでも療育を始めなきゃ!って思いました。だって、具体的にやるべきことをいろいろと教えてくれた最初の人だったんだもの。

S先生は「自閉に魂を売った男」と言われているそうで(笑)、自閉の専門家なので、今後またお世話になることもあるかと思います。やっぱり再会できてよかったな。

そうそう、15年前のあのとき先生が言ったことば、今でもよく思い出します。

「子どもをかわいいと思う気持ち、それだけは大事にしてね。」

ハイ、先生のおっしゃるとおり、リョウヘイをかわいいと思う気持ちは大事にしています。
今日も飛び蹴り2発ほどは食らわしましたけどね・・・。




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コメント

かわいいと思う気持ち 大事にして育てられているから
りょうちゃんは だれにでも 優しくされるんだと思う。
周りのみんなは 優しさを引き出されて 本当に
救われたことも多かったんじゃないかな?
りょうちゃんに ありがとうです!

投稿: ちいちゃん | 2007年6月23日 (土) 23:14

>ちいちゃん

こちらこそありがとう~(涙)
みんなが優しいからリョウヘイも穏やかに過ごしてこれたんだヨ!
ちいちゃんやAクンのようなお友だちはホントに私たちの宝物です!
そして私もお友だちの成長が楽しみ♪
Aクンの彼女はどんなコなのかな~とか、どんなお嫁さんが来るのかな~とかね(あっ考えたくないこと言っちゃった?笑)

これからも親子ともどもよろしくね!

投稿: タケちゃん→ちいちゃん | 2007年6月24日 (日) 13:08

私も長男が児童相談所で『自閉症』と診断された日の事、思い出しました。
その頃は自閉症について何も知らなかったので「治るんでしょうか?」なんて聞いたりして・・・
(長男は少し遅れてるけど、すぐに皆に追いつく。大丈夫だ!)と思っていたので『知的障害』の言葉はやっぱりショックでした。
相談所の帰り、泣きながら車で帰った事、ハッキリ覚えています。
それから、しばらくは長男の障害の事を人に言うのが辛くてなかなか言い出せなかったけど今は
「自閉症という障害があって養護学校に行ってるのよ~」と笑って言えるようになりました。
ただ図太くなっただけかもしれないけど・・・(笑)
正直言って(もし、長男が自閉症でなかったら・・・)なんて思う事もあるけど、長男を授かった事で色々な事が分かったと言うか気付いたと言うか・・・うまく言えないけど、(うんっ!これでいいんだ!!)って。
タケちゃんに負けず劣らず親バカな私としては(笑)やっぱり子供が可愛いんですよね♪
これからもずっと『子供をかわいいと思う気持ち』私も大事にします。

投稿: シナモン | 2007年6月24日 (日) 22:22

>シナモンさん

わかります・・・。私も「自閉症」って宣告されたとき、「普通になりますか?」って聞いちゃいました・・・。
そしたらドクターに「普通ってどういうことをおっしゃってるんですか?」って聞き返されちゃって・・・。
今ではこういうふうに話せるけど、あのころは誰にも話せなかったよね。
やっぱり、「時はいつの日にも親切な友だち」なんでしょうかね。
私もシナモンさんと同じで、リョウヘイのことがあったからこそ、いろんなことに気づけたし、感謝する気持ちも持てたし、強くなれたかな~って思います。
でもやっぱり時々「もし自閉症でなかったらモテたかな!?」とか想像しちゃいますけどね(笑)

これからもお互い「親バカ」を競いましょう!


投稿: タケちゃん→シナモンさん | 2007年6月24日 (日) 23:29

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