2013年6月10日 (月)

リョウヘイの自立問題

わわわーーーーーー!!!
2か月近くも放置してしまったーーー!

ホントここに座るのも久しぶりって感じです(^_^;)
いえね、ここ2か月ほど、ココロもカラダもとっても忙しかったんですよ~~~

子ども関係の行事もあれこれ忙しかったし、自分の病院関係も先生が変わったり方針があっちこっち行ったりといろいろあったんだけど・・・

特にリョウヘイの自立問題・・・
たぶん、ここ1~2か月は、最近の数年の中で一番泣いた気がする・・・。
自分がこんなふうになるとは思ってなかった・・・。

リョウヘイの通ってる作業所が新しいグループホームを作ることになり、入居希望者を募集しているのです。
グループホームとは、(リョウヘイの場合は)同じ作業所で働く仲間たちと職員さんといっしょに、親元から離れて暮らすところ。
リョウヘイみたいな障害のある子も、いずれは自立しなくてはいけないし、させたいとも思っています。
グループホームに入るのを待っている先輩たちはたくさんいるからウチはまだまだだろうな、でも一応申し込もう、みたいな気持ちでいたら・・・。
そんな甘い考えじゃダメだってわかったのです。
「月から金曜日まではグループホームに預かってもらって土日は家に帰らせる、そんな気持ちの方は申し込むのをやめて下さい」と言われました。
「自立」とはもっと厳しいもの。この子たちは普通の子たちよりもずっと、違う環境やペースに慣れるのに時間がかかりますし、混乱しやすい。グループホームから土日に家に帰るとまた家のペースに戻ってしまい、かえってつらい思いをすることもあるそうです。
住民票も移してきちんと本人たちの力で(職員さんのヘルプはもちろん必要ですが)暮らしていくことになります。
子どもが親離れするよりも、親が子離れできないパターンが圧倒的に多いのだそうです。

私も、常日頃「リョウヘイがいないとラクだわ~!」「グループホームいつ入れるのかしら?」なんて思っていたのですが、本当に甘かったです。
自立するということは、そんなに甘いものではないんですね・・・
たぶん、リョウヘイと離れることが寂しいというのはもちろんですが、自分の意思ではなく親から離れることになるリョウヘイが不憫で、申し訳なく思うのでしょう・・・。普通の子なら自分で決められるし、電話もメールもできるし、ちょっと帰って来たりできるけど、リョウヘイにはできない。リョウヘイはどんな気持ちなんだろう?って考えたら・・・

でも、いつまでも家という温室で育てるわけにもいきません。親のほうが先に死んでしまうのだから。
リョウヘイも23歳。旅立ちは誰にでも必要なものです。
子どものために、あえて手を離さなければいけないのでしょうね・・・。

正直まだ心は揺れています。
もちろんまだ入れると決まったわけじゃない・・・ってか、先輩方の年齢から言うとウチはたぶん今回は入れないと思うんですけどね!


そんなこんなで、またなかなか書く気になれないかもしれませんが・・・。
と言いつつくだらないネタでアップするかもしれないし・・・。
まぁ暖かく見守って下さると嬉しいです。





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2012年10月13日 (土)

あれから20年・・・

「最近全然ブログ書いてないよね!?」
と、ある友だちから言われまして・・・。
自分でも、日々の記録としてブログを書き始めたのに、どうも書くときはダラダラ長く書いてしまう割に間が空いてしまうので、あんまり意味がないなぁ・・・と思っていたのですよね~。

短くてももっと頻繁に更新しようと思います(まぁそれもアテにならないけど・・・)。


さて今日は、リョウヘイの障害がわかってからちょうど20年目の記念日?です。

20年前の今日、「リョウヘイ君は自閉症です」と診断されました。
そのころは毎日泣いてばっかりいたっけな~私。
今はリョウヘイのことで泣くことはなくなりました。違う意味でモエに泣かされてます(笑)。

この間、リョウヘイの小学校時代の同級生のゆうかりんと関ジャニ∞のライブに行く途中いろいろ話してて、「リョウヘイが普通だったら今ごろどんな子になってたのかって思うんだ~」と言ったら、ゆうかりんが「リョウちゃんは絶対みんなに優しいでしょ」って言ってくれて、すごく嬉しかったのです。

なんか、最近リョウヘイのことをすごく可愛いと思う。
今までだってそう思ってたけど・・・でも、やっぱり小さいころや思春期のころは大変だったから悩むことのほうが多くて、可愛いと思う余裕がなかったように思います。

先日、障害児仲間が、「“無償の愛”ってよく言うけど、それって親が子どもに与えるんじゃなくて子どものほうが親に与えてくれるんだよね・・・」と言っていて、ホントにそうだなぁ・・・と思いました。
もちろん私もリョウヘイのことを愛してはいるけど、やっぱり親の勝手な価値観や見栄やその場の感情でリョウヘイに相対してきてしまった部分も多いと思います。
でもリョウヘイは、どんなに私に理不尽なことを言われても、無抵抗で叩かれたりしても、いつもいつも私を許してくれて、私を愛してくれてたなぁ・・・って思うのです。

22歳になっても、問題はいろいろあるし、できないことも多いけど、逆にまだまだ成長する可能性もたくさんある。どうせわからないだろうと思っていると、意外によくわかっています。

リョウヘイは、私が玉ねぎを切って泣いているとそばに寄ってきて心配してくれる。おやつのときは自分よりも先に私にお茶をついでくれる。ジャムのフタが開かなくて困っているとすぐに飛んできて開けてくれる。ケータイがないなぁ・・・と言って探していると必ずどこからか見つけてきてくれる。

これからも、ママの支えになってね。

そして調理の仕事を家でもやってくれるとママは嬉しい・・・(笑)





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2011年1月17日 (月)

一足遅れの成人式

昨日は、リョウヘイの成人式でした。
普通の人たちは、先週横浜アリーナで成人式が終わっているのですが、そこになかなか参加することができない障害のある人たちのために、昨日、障害者スポーツ文化センター施設にて成人式が行われました。

訓練会や療育センターや養護学校でいっしょだった友だちにたくさん会えました。久しぶりの子たちもいっぱいいたので、大きくなっていてビックリしたり。みんなスーツや晴れ着を着て、おとなっぽくなっていました。
あんなに大変だった小さい頃の卒園式や入学式。でも昨日は、来賓の方々の挨拶がたくさんあって長かったにもかかわらず、パニックになったり騒いだりする子もいなくて、みんな成長したんだなぁ・・・と思いました。

リョウヘイが生まれてから20年たったんだなぁ・・・。

赤ちゃんのころは人懐こくて、誰からもかわいがられてたリョウヘイ。
1歳半過ぎたころから、なんだかおかしいと感じ始めました。出ていた言葉がなくなってきて、2歳の誕生日から、パタッと何も食べなくなりました。目が合わなくなって、友だちと手がつなげなくなって、笑顔が消えていきました。アンパンマンとばいきんまんの指人形が1秒も手放せなくなりました。取り上げようものなら大パニックになって・・・。
公園ではブランコやジャングルジムなどの遊具には目もくれず、ただ拾った木の棒を振っているだけでした。転んでもいじめられてもママのところには助けを求めてきてくれませんでした。少し大きくなっても、クリーニング屋さんの店先でおしっこしてしまったり、コーヒー豆屋さんでコーヒー豆を全部ばらまいてしまったり、毎日あやまって歩く日々でした。泣いている私の横でくるくる回りながらケラケラ笑っていたリョウヘイ。あまりに奇妙なことばかりするので、本当にこの子は私の子ども?宇宙人の子なんじゃ?なんて思ったこともありました。

そのリョウヘイが、今はひとりで作業所に通って、この2年近くの間一度も休まず、毎日楽しそうに働いています。

お茶を飲むときもまずモエのコップからついであげるし、モエが怒られていれば私をなだめようと一生懸命だし、私が泣いていると心配そうにそばに来て頭をなでてくれるリョウヘイ。優しい子に育ってくれました。←バカ親?

リョウヘイをここまで育ててこられたのは、親兄弟や親戚や友人、同じ立場の仲間たち、先生方、ヘルパーさん、そしてリョウヘイをいつも受け入れてくれた友だち・・・。本当にたくさんの人たちの支えと暖かい応援があったから。あらためて感謝したいと思います。

特にリョウヘイの友だちはみんな本当に優しくて、いい子たちばかりでした。
小学校のとき、よく「リョウちゃんはどうしてお話できないの?」と聞かれました。私が「リョウちゃんは脳みそのどこかがちょっと故障してるんだ。直ることはないけど、みんなが話しかけてくれたら少しずつよくなるかもしれないんだ」と言うと、みんな真剣に聞いてくれて、リョウヘイを見ると必ず声をかけてくれました。
中学校では正直、みんな年頃だしもうリョウヘイのことなんて相手にしてくれなくなるかなぁ~と思っていました。でもそんなことはなくて、なんでも一緒にやろうと言ってくれたし、自然に手を貸してくれました。中学で“不良”と目をつけられていた子に、リョウヘイの訓練会の友だちのママが「○○中学ならリョウヘイ君って知ってる?」と聞いたら、「リョウヘイなら友だちだけど・・・?」と答えてくれたそうです。
リョウヘイの友だちのことを思い出すと胸が熱くなります。
先週の横浜アリーナの成人式にも、自分たちがリョウちゃん連れて行こうか?と言ってくれました。
リョウヘイは障害を持って生まれてきたけど、本当に恵まれていて、幸せだったと思います。もちろん私も。

20年は長いようで短いようで。でもまだまだこれからの人生のほうがずっと長いんですよね。
今のまま優しいリョウヘイでいてほしい。最低限のルールとマナーを守って、リョウヘイなりに楽しく、何より元気に暮らしてくれれば、それ以上何も望みません。
私は今、リョウヘイに感謝しています。
いつもはそう思えることばかりじゃないしこれからの課題だって山積みだけど、それでも私のところに生まれてきてくれて、ありがとう、って。


しかし・・・。
今はこんなにセンチメンタルになっているけれど・・・。
昨日ある成人の子のお兄さんが嵐の翔クンにソックリで、リョウヘイそっちのけできゃぁきゃぁ騒いでいた私・・・。
ウルッともこなかった成人式でありました・・・。





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2010年6月15日 (火)

オトナの男

13日は、リョウヘイの二十歳の誕生日でした。
リョウヘイももう成人です。
リョウヘイがハタチ・・・ハタチってことは?
お酒も飲んでいいのね?タバコも吸っていいのね?選挙も行っていいのね?・・・ムリだけど。

もちろんまだまだ問題はイロイロあるし、飛び蹴り食らわしたく場面は山ほどありますけど、それでも、最近は「自分でよく考えて行動しているな」と思えることが増えたり、モエや私、あるいは職場の先輩などに対しても気遣いを見せたりと、やっぱりリョウヘイなりに「大人」になっているんだな・・・と思います。
これからももっともっとカッコいいオトナの男を目指してがんばってちょーだい!!!


ところで。
リョウヘイと同じ6月13日が誕生日だという本田のゴールで日本がカメルーンに勝ち、ワールドカップ南アフリカ大会の初戦で勝ち点3をゲットしました!!!
たぶん一勝もできないんだろうな・・・なんて思ってて申し訳ございませんでした!
本田は好きじゃないんだけど、でも確かにフィジカルも強いし「絶対決めてやる!!!」という気持ちも強いし、自分でも言っていたように何か“持ってる”選手なのかもしれません。

しかし昨日の試合はなんといってもユウジさんが素晴らしかった~~~♪正直、最近は少しパフォーマンスが落ちてるかな・・・やっぱり年齢なのかな・・・なんて思う試合もあったのですが、昨日見ていてやっぱりユウジさんは日本が誇るディフェンダーだわっ!と思いました!もぉ~日本代表で一番カッコイイ~~~!
モエがエスコートキッズやったときも、「ボンバーが一番優しくてみんなに話しかけたりして気を遣ってくれた」って言ってました。試合前のピリピリしたムードでビビっている子どもたちを、自分も試合前なのに、気遣ってなごませてくれる。ホント、まさにオトナの男って感じです。

オランダ戦、デンマーク戦は俊輔にもがんばってもらいたいです!

そうそう・・・オランダvsデンマーク戦。もちろんイケメン選手(byズームイン)のケア選手をチェックしましたよ。ウン、正統派のイケメン君でした!


今夜はポルトガル、ブラジルが登場しますね。
ワールドカップ期間は寝不足になるけど、みんな、ファイト~~~!!!





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2009年3月11日 (水)

最後の卒業式

今日はリョウヘイの卒業式でした。
療育センターも、小学校も、中学校も、卒業のときは泣けたけど、今日は学生生活最後の卒業式ということもあって、感慨もひとしおでした。

卒業証書授与のときは、卒業証書落っことしたりして、「はぁやっぱり」って感じで笑っていたのですが、PTA会長さんのお話になったらもうダメ。会長さんは私たちと同じ卒業生の親なので、もう話の最初から泣いてるんだもん。それで親たち一気にもらい泣きです。
現在のことだけ考えるなら全然泣きたくもならないんだけど、昔のことを思い出すから泣けちゃうんですよね。
なんだかおかしいなぁ、この子・・・と思い始めたころのこと。
自閉症です、と宣告されたときのこと。
普通の子を見るたびに、どうしてうちだけ・・・と悲観してしまったころのこと。
ギャーギャー騒いでよその人にじっと見られてしまうときのこと。
何度も何度も教えても、簡単なことができなくて落ち込んだときのこと・・・。

でも、その分、楽しかったこともいっぱいありました。
赤ちゃんのときはホントに愛想がよくてニコニコかわいくて。
障害児とわかってからも、何かができるようになるとどんな小さなことでも嬉しくて。
言葉もしゃべれないのに、突然まさやんの歌をはっきりと歌い出したり。
お友だちといっしょに楽しそうに笑っていたり。

障害児の親なら誰でも、子どもに対して「こんなふうに産んじゃって、ごめんね」と思ったことがあると思います。
私もそうです。
でも、ここ3年ぐらいのリョウヘイは、「そんなことないよ!けっこう楽しくやってるよ!」と言ってくれているかのようでした。
こんなことができるんだ!私より全然じょうずじゃん!と、たくさんの発見がありました。
もちろん「こういうトコ課題だよね・・・」というところもたくさんありますが、それよりも嬉しい発見のほうが断然多かった気がします。
今日も、突然サンダルをつっかけてダーッと家の外に走り出たので「どこへ行くのっ!?」とビックリしたのですが、塾に行くモエが携帯を忘れたのに気がついて、モエを追いかけて渡しに行ったのでした。何かができるようになるということだけじゃなく、そういう気持ちも育っているということに感動しました。
普通の子よりゆっくりかもしれないけど、確実に成長してるんだな・・・と実感しています。
そして、やっぱり本人と親のがんばりだけじゃここまで来られなかった。たくさんの人に支えてもらったこと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

この子たちは意地悪とかズルいことを知らなくて、本当に優しいのです。
今日の卒業式の途中、リョウヘイの隣りに座っていたYクンがワァワァと泣いていました。Yクンはいつもニコニコしていておとなしく、騒いでいるところなんて見たことがなかったので、どうしたんだろう?と思っていたら、お母さんが泣いていたから心配でたまらなくて、自分も泣いていたと言うのです。そして隣りに座っていたリョウヘイも、泣いているYクンのことを心配そうになだめようとしていました。

こんな純粋な愛すべき子どもたち。
4月からは社会に出て働きます。今までより大変なこともたくさんあるかもしれないけど、でも、元気でいてくれたらそれだけでいい。ママはいつでも応援してるから!
リョウヘイは近くの作業所で調理の仕事をします。まさやんみたいなお料理上手になって、ママのかわりにごはん作ってくれるようになるといいなぁ。

今日は涙、涙、の母たちでしたが、この母たち実に切り替えが早い。
帰り、しょんぼりしているママに「しんみりしてるね」と言ったら、「違うよぉ。明日から4月1日までずっとこの子が家にいるんだよ・・・?」だって。
そ、そうだった・・・・・。
リョウヘイがいるんじゃ、安心して遊びに行けないじゃん・・・!
そりゃ感激もフッ飛ぶかも・・・?






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2008年12月27日 (土)

リョウヘイ君倒れる、の巻

先日ちょっと書きましたが、このあいだの日曜日、リョウヘイがラーメン屋さんで倒れて救急車で病院に運ばれました。

最初はあんまり食欲ないのかな?ぐらいだったのですが、どうも様子がいつもと違う。何がどうというのではないけど、なんか違う。てっちゃんに「リョウヘイなんか調子悪そうじゃない?」と言っても「そんなことないだろ?大丈夫だよ」って言うけど・・・
すると嘔吐しそうな雰囲気になったのでさすがにてっちゃんも「ちょっとトイレに連れてく」と言って歩かせたら・・・いきなり、バターン!と前のめりに倒れて・・・。
店長さんがすぐに救急車を呼んでくれました。そのときのリョウヘイは、もう目もうつろな感じで、顔色も真っ青でしたが、なにしろいきなり手もつかずに倒れたので顎を強打して切ってしまい、血がたくさん出ていて、意識がもうろうとする中でもそれが気になるらしく、さかんに手で顎をこすっていました。そうそう、前歯も2本折れちゃってさ。それが一番悲しかったかも。

救急車で、いつもお世話になっているS大学病院に運んでもらい、全身をチェック。CTをとって整形外科と脳外科の先生に見てもらったところ、骨や脳には異常なしとのこと。ただ顎を縫ってもらわなくてはならず・・・。でもリョウヘイは何が起きているのかわからないので、おとなしくしていられなさそう。そこで、タオルケットでぐるぐる巻きにして手足が動かないようにしてから、麻酔の注射を打って縫ってもらいました。「何をするんだ~」って言ってウケてました(笑)。ホント、お手数かけます・・・。そのあと発作止めの点滴打って、倒れてから4時間ぐらいたってやっと家に帰りました。
専門の先生はいなかったけど、おそらくてんかんの発作だろうとのこと。

自閉症の約7割の人に「てんかん波」が見られるそうです。てんかん波はあっても発作を起こさない人もいますが、リョウヘイは5歳のときに初めて発作を起こしました。リョウヘイの発作は、バタンと倒れたり痙攣を起こしたりするというものではなくて、顔色が悪くなって突然寝てしまうというタイプの発作でした。そのときからリョウヘイの服薬生活が始まりました。自閉症の子は薬を飲み忘れることが絶対ないからそれは便利。それでもその後7~8回発作を起こしたでしょうか。
18歳ぐらいになったらてんかん波がなくなって、薬も飲まなくてよくなる人が多いと言われています。リョウヘイも、ここのところ発作も全然なくて、脳波がきれいになっていたので、薬の量を徐々に減らしている最中の出来事でした。

今回のような突然倒れてしまう発作は初めてだったので、本当にビックリしたし、モエはわぁわぁ泣くし、お店は大騒ぎになるし、私もかなり動揺しました。
でもこんなとき、やっぱり父親より母親だなぁ~って、我ながら思いましたわ・・・。だっていつもはなんでもてっちゃんに頼りっぱなしのこの私が、すごくテキパキしてたもん。子どもの具合が悪いのもなんとなくわかるしね。でも具合悪そうとわかっていながら、それが生かされなかったのが悔やまれます。
それにしても、お店の店員さんやお客さんがみんな優しくて感動しました。あとでお店にお詫びとお礼に行ったら覚えていてくれたみたいで、みなさん出て来て「もう大丈夫ですか?」って言ってくれました。つらいときこそ、人の優しさが身に沁みますね。
そして、まさやん。やっぱりまさやんが支えになってくれてることってあるよなぁ~・・・とつくづく思いましたね~。


今はリョウヘイ、すっかり元気です。昨日はヘルパーさんといっしょに築地とアメ横行って食べ歩いて来ました。
でも・・・私がどっと疲れてしまって。
児童精神科、整形外科、形成外科、そして歯医者と、お医者さんめぐりをしたり、学校に荷物を取りに行ったり、クリスマスの準備したりもあるけど・・・。
なんだかあのときのリョウヘイがフラッシュバックしちゃうんです。あの真っ青で目を白黒させていたリョウヘイが・・・。
発作のある病気を持った人や肢体系障害の発作がある人やその家族は、いつもこんなふうに心配して、不安な日々を送っているのかな・・・と思いました。
そして、普段は自閉症でも全然オッケー!(多少負け惜しみだけど)と思っている私だけど、こういうことがあると、本当にリョウヘイがかわいそうになっちゃって・・・。私がこんなふうに産まなければ、こんなに痛い思いも怖い思いもすることはなかったのに・・・って。
もっと大変な人もたくさんいるのはわかっているけど・・・完全に私、悲劇のヒロインです。
どうせならこういう悲劇のヒロインじゃなくて恋愛ドラマのヒロインのほうがいいのに・・・(違)。


そうそう。
モエの切り替えの早さには驚きましたね。
ラーメン屋さんではあんなに「リョウちゃんが死んじゃう!」って泣いてたくせに、病院に運ばれたらすっかり安心しちゃって、「ねぇまだぁ~?もう帰ってクラブワールドカップの決勝見たいよ~」とかブーたれてるし。
「あのさぁ・・・リョウちゃんケガもして大変なんだからガマンしてよ」と言いながら、「そうだ・・・今日決勝だったんじゃん!」と思い出して、かなりショックを受けた私でありました・・・。





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2008年9月24日 (水)

タケちゃん探偵、またまた登場

今日からまた探偵始めました~(って、冷やし中華じゃないんだから)。

先週、リョウヘイの担任の先生から、「ここのところ20分ぐらい遅刻して来るのですが」という連絡があり、いつもと変わらず家を出ているのにおかしいなぁ・・・ということで、またまた尾行することになりました。

てっちゃんが先に家を出て駅で待ち伏せ。そのあとリョウヘイを送りだして、私の尾行開始です。まずバス停までの尾行が大変。知ってる人が多いから、「あらどうしたの?」なんて声をかけられては一発でバレちゃう。それでなくても自閉症の子には後ろにも目がついていて、なんか気配を感じるのかフッと振り返ることがあるのです。バレたらいつものひとりのときの行動はたぶんしないから、遅刻の理由がわからなくなる。だからこっちも必死です。今日はなんとかバレずにバスに乗ったのを見届け、てっちゃんに「今乗った」とメール。
その後リョウヘイの学校の最寄りのバス停へ車を走らせ、車から降りて公園の木の陰で待ち伏せます(怪しい女・・)。てっちゃんから、「道草は食ってない。今電車を降りて、○○番のバスに乗ったから」とメールが入り、○○番のバスを待っていると・・・来ました!
が。リョウヘイ、バスから降りないじゃん~~~!!!リョウヘイを乗せたままバスは走り去りましたとさ・・・。しばらく待っていたら、次のバス停で降りたのか、テケテケ歩いて戻って来ました。すでに遅刻しそうだったけど、もう一度降りるべきバス停に行ってリョウヘイの携帯で写真を撮って、「ここで降りるんだからねっ!!!」と念を押してから、学校に行きました。

ええいっ!あんなに所定のバス停で降りる練習して、ここんとこちゃんと降りれていたのに・・・なんで!?帰りのウチの最寄りのバス停では降りられるのに、なんで学校の最寄りのバス停では降りられないのか!?ほかに同じ学校のお友だちが乗っていれば、つられて降りるんだろうけど、たまたま最近乗っていたバスにほかの子が乗っていなかったんだろうか・・・?それとも友だちがいようといまいと、次のバス停で降りるのがパターンになってしまったんだろうか?私がいた場所からはほかのお友だちは見えなかったので、てっちゃんに「ほかに同じ学校の子乗った?」って聞いても「わからん」って・・・。使えない・・・。

でもね~ホンネを言えば、バス停に誰かひとり先生が立っていて、バスが来るたびに「はい、××学校の子、降りて~!」って合図してくれないかなぁ。でなければ、バスの運転手さん、そのバス停に着くころにはすごく空いてて2~3人ぐらいしか乗ってないんだから、養護学校の生徒ぐらいわかるんじゃない?ボタン押されてなくても、ちょっと止まって「降りなくていいのかな~?」って言ってみてくれないかなぁ。朝のこの時間、そのバス停で降ろすためだけにわざわざ親が行くのって、大変なのよ。今日だってモエはひとりで家のカギ閉めて学校行ったワケだし。まぁもう5年生だからいいようなものの。
だいたい、リョウヘイは高校生だからしかたないにしても、義務教育の間ぐらいは「登下校練習」って学校が協力してやるべきじゃない?イヤ、スクールバスに乗れるのにあえて自力通学するなら別だけど、スクールバスが足りなくて小学生でも乗れないんだから。入学希望を出すときに、「親が送り迎えできますか?」って聞かれて、「親が送迎できないなら入学はちょっと・・・」って話になってしまうらしいです。
まぁね、障害児がいるということで、国民のみなさんの税金を多く使わせてもらったりしているのは百も承知ですけど、それとこれとは別問題。親だっていつまでも若くて元気なワケじゃないしねぇ・・・。障害児の世界では、「親の送迎」って当たり前で、もう腰が曲がっているおばあさんが40歳過ぎた息子を作業所まで送り迎えしているなんていうことが今でも現実にあるんだもの。それでも今はだんだん障害児やその家族の境遇もよくなってきて、昔のお母さんからしたらうらやましいことなのでしょうけど・・・。
我が家は先生方や友だちやヘルパーさんには恵まれていたから、本当にありがたいですけどね・・・。


まぁ、そんなこんなで・・・とりあえず、明日も探偵稼業は続きます。
無報酬だけどね・・・。






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2008年6月13日 (金)

その発想は・・・

今日は何の日かというと、13日の金曜日・・・なんですが、実はリョウヘイの誕生日です。
18歳。
なんか、“18歳”っていうとちょっとおとなっぽいですね。
もう車の免許だって取れるし(取れないっつーの)、結婚だってできるし(できないっつーの)。


さて、今日でリョウヘイの実習も終わりました。
この実習で思ったのは、リョウヘイもおとなの階段を上っているんだなぁ、ということ。毎日いっしょにいるとよくわからないけど、意外に親が思っているより成長しているんですね。もっとおとな扱いしないといけないんだな、と思いました。

指導員の方はもちろん、利用者のみなさんが本当にいい方ばかりで、リョウヘイのことを気遣ってくれました。最後に指導員の先生が利用者のみなさんに「リョウヘイ君のこと好き?キライ?」と聞いたら、みなさん「好き」って言ってくれたとのこと。とても嬉しかったです(リョウヘイなどは「好き?キライ?」と聞かれたとき、あとに言われた「キライ」のほうを言うことが多いんですけど)。
指導員の先生は、小さいころ訓練会でお世話になった先生なので、「昔のことを思い出して今のリョウヘイ君と比べるとなんだか感動しちゃって・・・」とおっしゃっていました。
そうよね・・・あのころは本当に大変だったから・・・。毎日毎日を無事に過ごすので精一杯だったし、リョウヘイが働くなんてまだ想像もできなかったから・・・。
自閉症と診断されてから15年半、本当にたくさんの方に支えられてやっとここまで来られたんだな、って思います。もちろん、まだまだこれからだし、課題もいっぱいなんですけどね。

たった5日間だったけど、調理の技術以外にもいろんなことを勉強できた実習でした。


みなさんにお礼を言って帰ろうとしたら、先生が、「この作業所に入るには条件があるのよ」とおっしゃるので、「なんですか?」と聞くと、「イケメンなこと!」だって。
そして「リョウヘイ君は合格よ!」って・・・。そうでしょう!?そうでしょうとも!(殴)
イヤ、さすがに「リョウヘイ君は不合格」とは言えないだろうけど・・・。
しかしその発想、私と似ているわ。

私この作業所、好きかも~!






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2008年6月12日 (木)

修行しないと・・・

リョウヘイの実習も4日目。

昨日今日と見学に行って来ました。
小さいころはよくポテトサラダや豚汁をいっしょに作ったものですが、最近は全然やっていなかったので、さぞや何もできないだろうな~と思っていました。
でも見学に行って、リョウヘイをかなり見直しました。

本当はおにぎりを作って販売するのは金曜日だけなのですが、私の見学日に合わせて、今日のみんなのお昼のメニューをおにぎりにして下さったとのこと。
鮭、梅、ネギ味噌のおにぎりがあって、リョウヘイはネギ味噌担当です。
まず炊いたごはんをハカリで量って1個分の決まった分量に分けていき(リョウヘイはここだけ指導員の方に手伝っていただきました)、それをおにぎりの型に入れます。上から押し型で押して型からはずし、おにぎりを作ります。一度に5コできます。型にごはんを入れるのも、押すのも、けっこうコツがいるらしく、あまりギュウギュウ押してもダメだし、押し方が足りないとボロボロ崩れてしまいます。
次に、刻みネギと味噌とみりんとごま油を混ぜたネギ味噌を塗って、オーブンで焼きます。このネギ味噌を均等に塗るのも、オーブンの扱いも、なかなか難しそうでした。
できあがったおにぎりはセロファン(フィルムシートというのかな?)で包むのですが、これが一番難しいだろう・・・と思いきや、リョウヘイはサクサクッと包んでいました。「え~すごい!うまい~!」と思わず親バカぶり炸裂。
記念にひとついただいて帰りました。食べるのガマンしてパパにも見せようっと。

ほかの利用者のみなさんは、さすがに熟練していて、サラダの材料を切るのも、おにぎりを作るのも、手際よくキレイに作っていました。みんな真面目なんですよね。いい意味でもこだわりがあるので、職人さんぽいというか、すごく自分の仕事に熱心で、自分なりのプライドがあるようです。

障害のある息子が働いている場面を見るというのは、けっこうグッとくるものがあります。だって、私たちが当たり前にフツーにやっていること、たとえばマスクをつけることひとつが、あの子にとってどれほど大変か、わかっているから・・・。
まぁ本人には「働いている」という意識はそんなにないのかもしれないけど・・・。


それにしても、今日つくづく思ったこと。
指導員の方を見ていると、本当~~~に我慢強い。根気があります。
リョウヘイがどんなにやることが遅くても、ボーッとしていても、わからないという様子を見せていても、じっと待っています。なんでもすぐに手や口を出さずに、本人が自分で考えることを大事にしています。「わからないんだな」と思っても、すぐに教えてしまわずに、「教えて下さい」と言うまで待っています。時々リョウヘイが、何かわからないときにイライラして足をドンドン踏みならしたりしていても、指導員の方は平然と待っています。
私には無理!
家だったらリョウヘイは飛び蹴りを喰らっているでしょう。

子育てって誰でもそうだと思いますが、特にリョウヘイみたいな子を育てるにはガマン強くないとダメなのよね・・・。
「お母さんと私たちじゃ立場が違うんだからしょうがないわよ~」と先生は言ってくれたけど・・・。
自分が改めて修行しないといかんな・・・としみじみ思った私でした・・・。






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2008年6月 9日 (月)

サバのトマト煮!?

今日からリョウヘイの作業所での実習が始まりました。
家から車で5分のところにある作業所で、主な仕事は農作業なのですが、リョウヘイは調理の班に配属になりました。
今日担当して下さった方は、昔訓練会でお世話になっていた先生なので、初めてが苦手なリョウヘイも少しは安心できたと思いますが、それでも今日は朝からなんとなく不安だったようで、キゲンがいまひとつだったので心配していました。でも帰りに、先生が「あんなのキゲンが悪いうちに入らないわよぉ。落ち着いてできたわよ。」と言って下さってちょっとホッとしました。

リョウヘイは今日のメイン料理の“サバのトマト煮”を作ったとのこと。
すごーい!そんなの私だって作ったことないのに・・・(笑)今度家でも作ってくれないかな。もちろん介助してもらったのでしょうが、とりあえずリョウヘイひとりでそのお料理を作ったそうです。
トマト缶を開けるときに手を切ったらしく、帰りの車の中で「切っちゃったねぇ」としつこく私に言っていました。
そして、夜になると今度は「あれ?傘は?」と言うのです。
リョウヘイが発する言葉は私がリョウヘイに話しかける言葉そのものなのです。たぶん指を切ったリョウヘイに「切っちゃったねぇ」とか、傘を忘れて来たリョウヘイに「あれ?傘は?」などと、私が言ったことがあるのでしょう。
そういえば今朝持って行った傘を置いて来ちゃったんだね。「明日持って帰ろうね」と言ったのですが、気になってしょうがないらしく、しつこく「あれ?傘は?」を連発していました。ヤレヤレ。

リョウヘイの実習内容は、はじめ、おにぎり作りと聞いていたのだけど、どうやらおにぎりは金曜日だけらしいので、明日も何かお料理を作るのでしょう。明日のメニューは何かな。楽しみです。


ところで、今日はニコニコ会のランチでした。

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近くに新しくできたカジュアルレストランで、コロッケのお店。かわいらしいお店でした。


みんなとのおしゃべりは相変わらずとても楽しかったです。
でも、てっちゃんが働いているときランチしても全然気にならないけど、リョウヘイが働いているときのランチはほんのちょっぴり胸が痛んだりして・・・(笑)

やっぱり私、過保護かしらね?





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